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2020年後期特別展「湯沢の今と48年前の頃」※終了しました

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【開催期間】令和2年9月17日(木)から令和3年3月30日(火)まで
      ※終了しました

【展示内容について】
 湯沢は変化の激しい土地である。昭和6(1931)年・上越線全通、昭和42(1967)年・上越線の複線化、昭和57(1982)年・上越新幹線開業、昭和60(1985)年・関越自動車道全通。大規模な工事の度、湯沢の風景は変わってきた。昭和6年生まれ、89才の田村正夫さんは「そらぁ変わったこっつぁ、何でも。変わらねぇもんの方がねぇろぉなぁ。」と湯沢弁で話した。
 楽町の写真店「写真のタカハシ」の先代、故・高橋藤雄さん(昭和7年生)が撮影した写真がある。昭和47(1972)年、大字湯沢地区の消火栓および消火水槽を1ヶ所につき1枚ずつ記録した、合計75枚。
 当時は実用の記録写真だったが、48年後の今、湯沢にとって貴重な資料である。48年前と同じ風景を探し当てることができないか、できたら面白いのでないかと考えた。しかし、写真を見始めるとすぐ、意外に難しいと分かった。推測しかできない場所と、全く分からない場所が半数ほどもあったのだ。
 そこで、正夫さんに、これらの写真を見てもらい相談すると「大体の場所は分かる」と言うので、同じ風景を探索してみようとなった。正夫さん宅の近くに住む田村亨一さん(昭和17年生、78才)にも協力を仰いだ。
 撮影は令和2(2020)年、6月から8月にかけた7日間で行った。この記録が、また先の世代にとって貴重な資料となることを願う。

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